フォークリフトの公道での事故事例【対策もご紹介します】
フォークリフトは構内で使用するものではありますが、稀に公道での事故事例も存在します。一部のケースを除いてフォークリフトを公道で使用するのは違法であり、事故が起きた場合は処罰される可能性もあります。
本記事では、フォークリフトの公道での事故事例を2つご紹介するとともに、事故が起きないための対策を解説します。
目次
フォークリフトの公道での事故事例
近年の公道でのフォークリフト事故事例は2つあります。それぞれ順番に見ていきましょう。
大阪府泉佐野市での事故事例
1つ目は、大阪府泉佐野市でおきた事故事例です。
積荷を運ぶために工場の向かいにある公道をフォークリフトが走行しており、歩行者をはねてしまった事故になります。被害者は死亡してしまい、運転手は現行犯逮捕されました。
こちらは2021年7月頃に起きた事故であり、運転手及び属する企業の役員なども起訴されました。
山形県鶴岡市の事故事例
2つ目は、山形県鶴岡市で起きた事故事例です。
2018年10月に、荷物を運んでいたフォークリフトが公道にいた歩行者の女性(61歳)をはね、1時間後に死亡してしまった事故になります。
トラックから降ろした積み荷をホームセンターに運ぶ途中で女性をはねてしまい、積み荷で女性が見えなかったというのが事故の原因です。
公道でのフォークリフト事故を防ぐために
上述した2つの事故事例は、どちらも公道で起きてしまったものです。では、どのようにすれば公道でのフォークリフト事故を防ぐことができるのでしょうか。
ここでは、必ず行うべき対策を2つご紹介します。
まずは警察の許可を得る
今回取り上げた事故とは別になりますが、たとえば災害時などにおいて公道でフォークリフトを使う際は、まずは警察の許可を得ることが必要です。
また、フォークリフトはナンバープレートを取れば公道を走ることができますが、爪(フォーク)の部分を縛って覆うことが必要になります。つまり、積み荷を運ぶために公道を走ることは禁止されているのです。
運転手はもちろん、属する企業もこのような事故を防ぐためにも、今一度フォークリフトは公道では走ってはいけないことを周知し、安全管理を怠らないようにしましょう。
カメラを取り付けて安全を確保する
先ほど取り上げた2つ目のフォークリフト事故事例は、フォークリフトをバックで運転し、後方に注意しながら作業していれば防げた事故かもしれません。
しかし、運転手は「積み荷で女性が見えなかった」と供述しているように、人の目で危険を探知するのは限界があるのです。そこで役立つのが、危険を知らせる安全管理用のカメラです。
株式会社TCIでも2種類のカメラをご用意しており、AIを搭載した全方位カメラと、ワイヤレスカメラで爪先などを確認するカメラです。取り付け自体もドライバー自身ができる簡単なものであり、公道はもちろん、現場(構内)でも人の命を守れる必要不可欠なカメラになります。
フォークリフトの事故被害に遭ってしまう方を0にすることは前提として、運転手自身の今後の人生を守るためにも、ぜひ一度導入をご検討ください。製品概要資料を無料でダウンロードいただけます。