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送迎バスの安全装置を義務化!子どもの命を守るために必要なこと

幼稚園や保育園などの送迎に使用されている送迎バスですが、園児を置き去りにしてしまい、幼い命が犠牲になったのは記憶に新しいのではないでしょうか。

あってはならないヒューマンエラーですが、人間なので100%大丈夫と言えないのが現状です。そのため政府は事件の深刻さから送迎バスに安全装置の設置を義務化することを決めました。

人間と安全装置の両方面から確認作業をすることで、死角を作ることなく園児たちの置き去り防止を図りましょう。

安全装置の義務化は子どもたちに起こった事件がきっかけ

安全装置の義務化は子どもたちに起こった事件がきっかけ

安全装置の義務化のきっかけとなった「置き去り事件」ですが、なぜ園児を見逃したのか、なぜ事件が相次ぐのか詳しく見ていきましょう。

送迎バスに園児が置き去りにされ死亡

きっかけとなった事件は去年の7月に起きた、福岡県の保育園に通っていた男の子(当時5歳)が、送迎バスに置き去りにされ熱中症により死亡した事件です。

また今年の9月には、静岡県の認定こども園に通っていた3歳の女の子が置き去りにより亡くなるなど、同様の事件が相次いで起きたことから事件を重く見た政府は、送迎バスの安全装置の義務化を決めました。

相次ぐ置き去り事件はなぜ起きるのか

園児の置き去りになぜ誰も気が付かないのか、怠慢や杜撰な管理が理由として挙げられていますが、根本的な原因には「保育士の人材不足」が関係しています。

保育士の給料は低く、また勤務内容も多岐にわたりしなければならないため、年々保育士の数が減っていき、保育士1人に対しての負担が大きいので、ヒューマンエラーを起こしやすい環境です。

安全装置の義務化で子どもの命を守る!安全装置の重要性

安全装置の義務化で子どもの命を守る!安全装置の重要性

安全装置の義務化はなぜ必要なのか、子どもたちの命を守るために安全装置の重要性を正しく理解することが大切になります。

AIカメラによる置き去り防止

送迎バスの中はそこまで広くなく、一見すると「目視で子どもの存在を確認できるのでは?」と、思う人もいるかもしれませんが、子どもの背丈は小さいため前方から目視しただけでは確認判断がつきません。

また子どもが隠れていたり、死角になるような場所に座っていた場合なども同様で、大人が思っているほど見つけることは困難です。

複数のAIカメラを設置することで、そんな大人からの死角を排除し、園児を一人一人確認ができるため置き去り防止をより確実にできます。

警報ブザーによる置き去り防止

置き去り事件では、保育士や運転手の園児が全員バスから降りた後の確認を怠ったことが問題視されていました。

そのため確認作業を忘れないように、後部座席に警報ブザーを設置しておくと、エンジンを切った後に警報ブザーが鳴り、ブザーを止めに行くために必然的に後部座席に行くので、置き去りにする危険が減らせます。

安全装置で人員不足による負担の軽減

保育士の人材不足が原因で保育士の負担が大きく、ミスを誘発してしまう危険があります。しかし園児を預かっている以上ミスは許されません。

人材を確保することは難しいですが、安全装置を活用して保育士が抱える負担を軽減することができ、保育士の負担なく園児をより安全に守れます。保育士一人で園児全員を確認するのではなく、安全装置と一緒に行うことでミスの誘発を防ぎます。

安全装置と人間による徹底した確認で悲惨な事件を防ぐ!

安全装置と人間による徹底した確認で悲惨な事件を防ぐ!

安全装置を設置したからといって安心してはいけません。今までの確認方法ではなく、より徹底した確認を保育士側もするのが重要です。

安全装置を設置しても油断しない

安全装置を設置しても100%完璧に行えるわけではありません。機会なので部品が壊れたり誤作動する場合も考慮し、決して安全装置だけで確認作業をしないようにしてください。

安全装置は人間による確認作業との両方で行うからこそ、園児を危険から守ることができます。どちらか片方だけではいずれまた同じミスをしてしまうおそれがあるため、必ず油断せずに確認を行うことが大切です。

先生たちの報・連・相を徹底する

先生たちによる報・連・相をしっかり行うようにしましょう。報・連・相を怠ると誰が園児たちを確認したのかが分からないだけでなく、先生たちがそれぞれ「どうせ誰かがやってくれているだろう」と勝手に認識してしまい、結果誰も確認作業をしていなかったなんてことも起こり得ます。

実際、置き去り事件では誰も確認をしていないのに、お互いが「相手が確認するだろう」と思っていたのも、事件の原因として挙げられています。

子どもたちにも認識してもらう

大人たちがどんなに気を張って確認していても、置き去り事件は起こってしまう場合があり、園児たちを守るには園児たちにも危険性の理解が必要です。

もし自分がバスに置き去りにされたら、どういった行動が大切なのか、普段から園児たちに認識してもらえるようにこまめに話し合いをしましょう。

最も簡単で園児たちが一人でも出来る対策に、「閉じ込められたらクラクションを鳴らして大人に知らせる」といった方法が保護者から支持されており、実際に置き去り事件の中の1つでは、園児が自分でクラクションを鳴らしたおかげで助け出された事例があります。

まとめ

園長や保育士のずさんな管理体制が原因で、尊い命が相次いで亡くなった「置き去り事件」では、保育士が一人で行える管理の限界を感じ取ることができるのではないでしょうか。

保育士の負担を軽くするためや、園児たちの命を守るためにも安全装置は必要不可欠と言えます。安全装置の義務化に伴い質の高い安全装置で、より確実に置き去りによる事件をなくしましょう。

SOS-0001、SOS-0006置き去り防止装置

2023年2月、内閣府「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のリスト」に掲載。

品番:SOS-0006
認定番号:A-007
製造メーカー:株式会社TCI
装置の方式:降車時確認式

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  • この記事を書いた人

株式会社TCI

株式会社TCIは、2017年の創業以来、「現場の安全を守ること」を第一に考え、自動車電装品の開発、販売、取付、アフターフォロー行うセキュリティ事業です。

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