クレーンの作業効率UP!!150倍ズームのブームカメラ

皆さんこんにちは。

今回は、150倍ズーム対応のクレーンのブームカメラについてご紹介します。

「クレーン作業の視認性を高めたい」

現場の安全を確保しながら作業効率を上げたい

「無線で簡単に取り付け可能なクレーンカメラが欲しい

とお考えのみなさま。

本記事では、クレーンのブームに簡単に取り付けができ、そのまますぐに使用できるズームカメラのご紹介です。

この記事の内容

  • 業種別に見る建設業界の事故
  • クレーンに取り付けるカメラ選びのポイント
  • クレーンのブームに機能性抜群のズームカメラを導入する方法

建設業における安全対策

建設業は、あらゆる業界の中でも事故の発生件数が多く、かつ事故が起きた場合の死亡リスクが高い産業でもあります。

実際の事故の件数を見てみましょう。

業界別で見る建設業の死亡事故発生件数

令和3年の災害発生状況

令和3年(1月~12月)に発生した死亡事故のうち、建設業は全産業の中でトップの288人の死亡事故が発生しました。これは全体の33.2%にあたります。

2位が製造業の137人であることから、死亡事故の発生件数において、建設業がいかに突出しているかがわかるかと思います。

また、休業4日以上の死傷者についても16,079人と、全体でも3番目に多い数字となっています。

上記の数値からわかるように、建設業は業種別において事故の発生率が高く、その中でも死亡に繋がるリスクが高いと言える業界となってしまっています。

つまり、安全対策にはまだまだ多くの課題が残っており、改善の余地があると言えるでしょう。

出典:労働災害の現状(一般社団法人 全国建設業労災互助会)

クレーンカメラ選びのポイント:メリット比較

クレーンカメラの選び方で重要なポイントが2点あります。

有線か無線、ズーム機能ありかズーム機能なしかという2点です。

下記は、無線と有線を比較した表となっています。

有線と無線の比較表

無線カメラ有線カメラ
取付工事カンタンに取り付けができる。取り付けの時間や高額な費用が発生する。
取付位置クレーンの可動域にも取り付けが可能。クレーンの可動域への取り付けは難しい。
給電方法電源取得作業が必要。電源取得作業が必要。
汎用性配線作業が不要なので、付け直しや用途変更がカンタン。基本的に用途が固定される。

次に、ズーム機能ありとズーム機能無しの場合の比較した表です。

ズーム機能ありとズーム機能無しの比較表

ズーム機能ありズーム機能無し
視認性吊り荷の詳細な状況を確認できる。状況を正確に把握することができず、ミスや事故のリスク増。
作業性精密な位置や細かい部品の配置を確認できる。精密な作業や位置合わせが求められる場面で苦労する。
汎用性状況に応じて視点を調整できる。限られた距離や視点でしか使用できない。

TCIのクレーンカメラ

上記の観点から行くと、

「無線タイプであっても電源取得で配線が必要ということは、有線とあまり変わらないんじゃないの?」

そう思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そう思うのはまだ早いです。

株式会社TCIで保有しているクレーンカメラは、一般的なクレーンカメラとは大きくことなるカメラであります。

ZWGC-1001S

TCIのクレーンカメラである「ZWGC-1001S」は配線作業が一切不要のクレーンカメラです。

もちろん電源取得の配線作業も不要にしており、完全ワイヤレスを実現したカメラとなっております。

カメラの詳細について見ていきましょう。

磁石での取付で自由自在に取り付け

ZWGC-1001S」が完全ワイヤレスである所以は、カメラの給電がバッテリーからの給電式の仕様であるというところにあります。

上図のようにカメラとバッテリーを接続するだけで、有線での電源取得作業を不要として、電力の供給を実現しております。

また、カメラステーとバッテリー両方ともネオジム磁石という超強力な磁石を使用し、安心の取付を保証しております。

もちろん今までで落下したという事例は一切ございませんし、それに加え、上図のように落下防止ワイヤーもございますので、

落下の心配が無く、安心してお使いが可能になります。

そうして、取付工事をせずともカメラの導入することが可能になりました。

ですので、専門的な知識が一切不要で、わずか3秒でカメラの取付が可能となっております。

また、クレーンステーの仕様で常に垂直下方向を見続けるカメラとなっており、作業効率や安全管理の向上につながります。

モニターの設置

ZWGC-1001S」はカメラの取り付けだけでなく、モニターの設置もとてもかんたんです。

モニターの設置は両面テープまたはビス止め固定、給電はシガーケーブルをシガーソケットに挿入するだけで完了です。

モニターの設置もほとんど時間を取らず、業者も呼ばずに設置が可能となっております。

※カメラもモニターも動作電圧は10~32Vです。

安定した伝送距離

ZWGC-1001S」は最大伝送距離は60mであり、垂直方向への最大実測として60mまで検証済みとなります。

ラフタークレーンのフックに取り付けし、モニターで映し出された映像は以下になります。

このような高さでも問題なく通信が可能なカメラとなっています。

事例紹介

事例1:

ある建設現場では、従来はクレーンオペレーターが目視や無線での指示に頼って作業を行っていました。しかし、視界が限られ、特に高所作業や細かい位置調整が必要な際に事故リスクが高いという問題がありました。

ズーム機能付きのカメラを導入することで、オペレーターが直接クレーン先端の作業エリアをモニターで確認できるようになり、精密な操作が可能となりました。結果として、作業ミスが大幅に減少し、事故件数も大幅に低下しました。また、現場全体の効率も向上し、クレーン稼働時間の短縮にもつながりました。

事例2:

ある鉄骨建設現場では、クレーンにズームなしのカメラが設置されていました。このカメラは基本的な視認性を提供していましたが、遠距離の鉄骨や細かい取り付け作業の際に、オペレーターが細部を確認できず、作業の精度に課題が残っていました。

そこでズーム機能付きのカメラにアップグレードしたところ、オペレーターは高所での鉄骨の結合部や細かい作業を拡大して確認できるようになり、作業の精度が飛躍的に向上しました。これにより、作業中の手戻りや修正作業が減少し、全体の施工スピードが向上しました。また、より正確な視認が可能になったことで、現場の安全性も向上しました。

まとめ

今回は完全ワイヤレスでの取付を実現した「ZWGC-1001S」の紹介をさせていただきました。

クレーンカメラは種類が少なく、かつ非常に高額であり、取付も難しいという事情があります。

TCIのZWGC-1001Sはそういった導入への懸念や障壁をすべて取り除いた商品となっております。ここで、本記事の紹介内容をおさらいします。

<ZWGC-1001Sで解決!>

☑ 電源取得から配線作業まで、一切の取付工事を不要とし、誰でも3秒で簡単に取り付けが可能。

☑ 自重作用により、常に垂直下方向を見続けるカメラであり、安全管理および作業効率の向上に貢献。

☑ フットペダルを使用し、操作性向上に貢献。

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