バス置き去り防止ブザースイッチ

バス置き去り防止装置の補助金対象商品について

2023年4月から、幼稚園の送迎バス車両に対して、園児の置き去り防止装置の設置が義務化される方針が明らかになりました。
この義務化よる安全装置の設置にあたり、政府は1台あたり17万5000円の定額補助を行うことを決定しました。

バス置き去り事故が二度と起きないよう、昨年12月には国土交通省より「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」が策定されました。
送迎バスの運用実態や装置の開発状況等を踏まえ、ヒューマンエラーを補完する装置として、「降車時確認式」「自動検知式」の2種類の装置について、最低限満たすべき要件を取りまとめたものになります。

TCIの「園バス置き去り防止車内確認ブザーシステム(品番:SOS-0006)」は、降車時確認式の装置として、ガイドラインの安全基準に基づいた設計となっています。
SOS-0006については、記事の後半で紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

【2023年4月以降】送迎バスの置き去り防止安全装置の設置が義務化。ガイドライン・補助金・対象製品・設置方法について
送迎・通園バスの置き去り防止の安全装置とは?義務化・ガイドライン・補助金申請・対象製品・設置方法について

2023年4月1日から、幼児などの所在確認と送迎・通園バスなどへの安全装置の取り付けが義務化されます。 この記事では、内閣府および国土交通省のガイドラインに沿って、義務化の内容、改正内容、補助金、設置 ...

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バス置き去り防止装置の補助金対象製品(2023年2月2日現在)

現時点(2023年2月2日)では、補助金対象製品について、まだ発表されておりません
内閣府より発表されている安全装置のリストは、国土交通省が策定したガイドラインへの適合が確認された商品のリストになります。

国交省ガイドラインへの適合確認が補助金対象製品の基準となる可能性は高いですが、現時点では補助金対象の製品は未発表です。
送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のリストについて

送迎バス置き去り防止装置の義務化について

2022年9月、静岡県で保育園の送迎用明日に置き去りにされた女児が死亡するという痛ましい事件が発生しました。
これを受け、2023年4月より、送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置が義務化されます。

バス置き去り事故が二度と起きないよう、再発防止に向けて政府は、

  1. 乗り降りの際、点呼を行うなどして子ども所在を確認すること。
  2. 安全装置を設置すること。

を、全国の幼稚園・保育園などの送迎バスに義務づけるとしています。

送迎用バスの安全装置の設置義務化はいつから?

送迎用バスの安全装置の設置義務化は2023年4月からとなっています。

送迎用バスの安全装置の設置対象は?

送迎用バスの安全装置の設置対象は、全国の幼稚園・保育所・認定こども園・特別支援学校などの送迎バス、あわせて約4万4000台が対象となります。

所在確認義務の対象は、この約4万4000台に加えて、小中学校の放課後児童クラブなどの送迎バス、あわせて約1万1000台が対象になります。

送迎用バスの安全装置の設置義務に違反したら?

送迎用バスの安全装置の設置義務に違反した場合、業務停止命令の対象となります。

送迎用バスの安全装置設置の補助金額は?

安全装置の購入および設置費用として、1台あたり17万5000円が補助されます。

その他、安全管理の徹底として、

  • 職員向けのマニュアル作成
  • バスに送迎時の注意点や子どもの所在確認を行う点検表を設置。
  • バスの外から車内が確認できるようラッピングやスモークガラスを避ける。

などが挙げられます。

送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置 SOS-0006

SOS-0006 国交省ガイドライン適合商品

園バス置き去り防止車内確認ブザーシステム(品番:SOS-0006)」は、送迎用バスへのこどもの置き去り事故の防止に役立つ、降車時確認式の安全装置です。車両のエンジン停止後、運転者等に車内の確認を促す車内向けの警報(音声アナウンス)を流し、車内確認後、運転者等が車両後部のボタンを押すと警報(音声アナウンス)が停止するシステムです。エンジン停止後、確認ボタンが5分間押されなかった場合、車外に向けて大音量のブザー(約110dB)で警報します。

SOS-0006の製品情報ページはこちら

SOS-0006の車内確認を促す仕組みと流れ

SOS-0006 車内確認の流れ(1)

エンジンを停止すると、音声ガイダンスで車両後方に設置した確認ボタンを押すよう促します。
車内後方の「下車確認ボタン」を押すまで、音声ガイダンスが流れ続けます。

SOS-0006 車内確認の流れ(2)

しっかりとサイドブレーキをかけ、車内の後方に移動しながら、車内の確認を行います。

SOS-0006 車内確認の流れ(3)

車内に誰もいないことを確認し、車内後方の「下車確認ボタン」を押すことで、音声ガイダンスが止まります。
下車確認ボタンを押した後も、車外に出るまでにもう一度、車内確認をすることをおすすめします。

5分以内に下車確認ボタンを押さないと車外へ警報

SOS-0006 車内確認の流れ(4)

エンジン停止後「下車確認ボタン」を押さずに、5分が経過すると車外スピーカーから大音量の警告ブザーを流し、車内確認忘れを防ぎます。

装置の異常を知らせる自己診断機能を搭載

SOS-0006 車内確認の流れ(5)

エンジン始動時、毎回音声ガイダンスが流れます。エンジン始動時に音声ガイダンスが流れることで、装置が正常に作動しているかを確認することができます。
また、運転席付近に異常をお知らせするランプを設置し、運転手が毎回異常がないか確認することができます。

耐久性の高い設計

バス車内確認 安全装置 耐久温度

耐久温度は、夏季、冬季の車内の温度変化に備え、-30℃~85℃となっています。
防塵防水規格は、車内設置部品がIP40、車外設置部品がIP54を取得しています。

非常用SOSボタンを搭載

バス置き去り防止 安全装置 非常用SOSボタン

万が一、バス車内に閉じ込められてしまった場合に備えて、押すと車外スピーカーから大音量の警告ブザーを鳴らすことができる、非常用SOSボタンを搭載しています。

幼児などの場合、力が足りず自力でクラクションを鳴らすことができないことを想定し、簡単に操作できる押しボタン式の設計になっています。
こどもの手が届く位置に設置しますが、エンジン停止時のみ作動するボタンとなっており、運転走行中にいたずらで押しても警報がなることはありません。

SOS-0006のセット内容

送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置SOS-0006は、12V車24V車ともにDC-DCコンバーターなしで対応しています

ハイエースなどの普通車から中型車、福祉車両、マイクロバス、大型観光バスなどの車両にも、様々な送迎車両に搭載が可能です。

SOS-0006 商品構成

  • 本体(コントロールボックス)
  • 下車確認ボタン(赤)
  • 非常ボタン(黄)
  • 車外警報機(ケーブル3m)
  • スイッチパネル2穴
  • 電撃ケーブル(50cm)
  • 確認スイッチ用ケーブル(20m)
  • 非常スイッチ用ケーブル(10m)
  • 確認ボタン用LED(赤2.8m)
  • プログラム確認用LED(赤2.8m)
  • 下車確認装置ステッカー
  • 下車確認ボタン用ステッカー
  • 非常ボタン用ステッカー
  • 故障説明責任シール
  • LED用ステッカー
  • 固定用ネジ

製品仕様

本体(コントロールボックス)
動作電圧 DC 12~24V
最大消費電力 システムON 約25mA, 12V / 約15mA, 24V
安全モード 約120mA, 12V / 約60mA, 24V
非常モード 約800mA, 12V / 約550mA, 24V
動作温度 -30℃~85℃
重量 約138g(ケーブル含まず)
外形寸法 約114×88×30.5mm
防塵・防水規格 IP40
車外警報機
防塵・防水規格 IP54
dB LEVEL 110±3 dB
重量 約190g(ケーブル含まず)
外形寸法 約56(68)×73×74mm

全国出張取付対応サービス

全国出張取付対応

株式会社TCIのSOS-0006は、北海道から沖縄県まで、全国47都道府県の出張取付に対応しております。(※一部離島を除く)
具体的な製品の仕様や、操作方法など、丁寧に専門作業員がご説明します。
また、万が一装置に不具合が発生した場合も、全国各拠点から速やかに対応いたします。

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  • この記事を書いた人

株式会社TCI

株式会社TCIは、2017年の創業以来、「現場の安全を守ること」を第一に考え、自動車電装品の開発、販売、取付、アフターフォロー行うセキュリティ事業です。

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