東京のクレーン事故事例【防止するために必要なこととは】

日本ではクレーンに関連する事故が相次いで発生しており、「一般社団法人日本クレーン協会」の情報を参考にすると、令和3年の死傷者数は1,644人となっています。

これだけの事故が発生している中で、当然ながら東京都でもクレーンの事故は起きています。本記事では、東京都のクレーン事故事例や防止するために必要なことを解説します。

東京都のクレーン事故事例

まずは、東京都のクレーン事故事例を2つご紹介します。

  • 東京駅5人死傷の事例
  • 品川区の工事現場の事例

それぞれ順番に見ていきましょう。

東京駅5人死傷の事例

1つ目は、東京駅で5人の死傷者が出たクレーン事故事例です。

捜査1課によると、事故は19日午前9時20分ごろ、東京都中央区八重洲1丁目の再開発地区の7階建てビル建設現場で発生。7階付近で鉄骨をタワークレーンでつり上げ、先に設置された別の4本の鉄骨の一部に、つった1本をボルトなどで接合する作業中だった。

鉄骨5本は、ビルの梁(はり)として地面と平行に固定される予定だった。4本は互いにボルトなどで仮留めされ、一部では仮留め部分を下から支える「支保工(しほこう)」という構造物も使われていた。最後の5本目を留める作業中に事故が起きたという。

死傷した5人は当時、つり上げられた5本目の鉄骨の上にいて、この鉄骨と命綱で結ばれていたことも判明した。5人が、ワイヤを鉄骨から外す作業を始めた直後に落下したとみられる。最終的に、5本の鉄骨と支保工の全てが3階部分まで約20メートル落下したという。

引用元:朝日新聞デジタル

概要を整理すると、鉄骨5本がワイヤーを外した際に20m落下し、5人が死傷した事故になります。死亡者は2名、3名が怪我を負った凄惨な事故です。

東京駅周辺は都市開発(再開発)が積極的に進められており、それらに関連した事故であることが特徴です。

品川区の工事現場の事例

2つ目は、品川区の工事現場でのクレーン事故事例です。

大型のクレーン車が掘削用の機械をつり下げて運ぶ作業をしていたところ、ワゴン車とトラックなど車3台の上に横転し、このうち2台の車内にそれぞれ1人が閉じ込められたということです。

この事故で、いずれも工事関係者で、ワゴン車に乗っていた50代の男性が死亡し、トラックに乗っていた別の50代の男性が右足の骨を折る大けがをしました。

引用元:NHK NEWS

概要を整理すると、有料老人ホームの新築工事を行っていた際にくいを打ち込む作業を行っており、クレーンごと掘削用の機械を移動させようとした際に事故が起きたとのことです。

 

労働災害の内訳

次に、クレーンの事故に限らず、建設業における労働災害の内訳をご紹介します。参照元は厚生労働省の2022年における資料です。

▼死亡者数

  • 建築工事業:117人
  • 土木工事業:108人
  • その他:56人

▼労働災害の内訳

  • 墜落・転落:116人
  • はさまれ・巻き込まれ:28人
  • 崩壊・倒壊と激突され:27人
  • 交通事故:24人
  • 飛来・落下:16人

また、特筆すべきは2021年、2022年と、年を追うごとに労働災害の件数が増えていることです。新型コロナウイルスによる影響も弱くなり、経済活動が再開したことが原因で事故が起こっているという背景もあるようです。

では、どのようにしてこれらの事故を防ぐことができるでしょうか。

 

クレーン事故を防止するためには

クレーン事故を防止するためには、まず何よりも「徹底した安全管理」を行うことが大切です。

安全管理と一口に言ってもやるべきことは多岐にわたり、たとえば「入念な作業計画を練る」「手順書を作成し、作業に携わる全員が周知する」ことなどが挙げられます。

上述した2つの事故事例が「安全管理を行っていなかった」というわけではありませんが、今後できる対策として、今一度安全管理を徹底することは何よりも必要ではないでしょうか。

また安全管理の一環として、人の力に依存しないテクノロジーの技術を活用することも視野に入れてみましょう。

たとえば株式会社TCIがご提供しているクレーン専用カメラは、工事不要でクレーンに取り付けることができ、安全管理や作業効率化の一助となれる商品です。

※概要資料は無料でダウンロードいただくことができます。

作業責任者と担当者が安全管理を周知すると同時に、マンパワーや人の力に依存しない安全管理の形も存在するのです。少しでも事故が発生する危険性を軽減するためにも、この機会に当社の商品をぜひご一読ください。

 

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